「リトルアーモリーカラー」発売記念インタビュー トミーテックさんにお話を伺ってきました!~後編~
こんにちは、宣伝担当のモジャです。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します。
さて、2018年初回のブログ更新は予告しておりました通り、昨年末に引き続いて「Mr.カラー特色 リトルアーモリーカラー」発売記念特別インタビューの後編をお送り致します。
今回はリトルアーモリーカラーの企画意図や使用方法に関して、より突っ込んだお話になります。
前編同様少々長めですが、他では読めない記事。ぜひともご覧くださいませ。
改めてのご紹介です。
前編に引き続き、お話を伺ったのはこのお方!
最上 雅博(もがみ まさひろ)
――――リトルアーモリーは銃火器のプラモデルという新ジャンルですので、どの型はどういう素材で、これはどのカラーを使えばいい・・・と解説してあるような模型用の資料というのが現状はまだ少ない。そんな中、リトルアーモリーカラーは、オールマイティーに使えるカラーをチョイスされているんですよね。
最上 大体銃はこのパターンで塗られているというのを製品化させていただきましたが、説明書にはカラーガイドがありません。買った商品の銃の名前でネット検索などすると、実物の画像がかなりの量出てきます。あとはパッケージのイラストを見て、近いと思う色で塗装してみるだけでしっくりくると思いますよ。色名に冠された素材や処理名はあくまで参考です。
見て受ける印象とバッチリのものがなければ少し調整するとか。ここは本来黒なハズだけどグレーっぽいと思ったら、アルマイトブラックにパーカーガンメタリックを少し足すとか。
同じ素材でもメーカーによったり、経年劣化していたりでかなり見た目が変わるものなんです。同じ自衛隊の銃でも整備する過程で塗膜が薄くなっていたりとかします。あまり神経質にならないで、おおらかにチョイスするのをオススメしたいです。
――――スケールモデラーとしては、色づかいに対して誰かからダメ出しを食らうのが怖いところだとは思うんですが、これが絶対に正しいというのは無いものなんですね。
最上 銃は単体よりも何かと組み合わせたときに最大限に映えるようなアイテムです。実際持たせてみて、フィギュアとの対比を楽しんでみましょう。正しいカラーか判らないけれどカッコいいな、という状態は銃火器のプラモデルとして間違ってないと思いますよ。情報量が多いので細かく塗るだけでリアリティが増しますよ。
もっと言えば塗らないで楽しむのもアリなんです。黒い成型色を採用したのは無彩色でも十分に見栄えして、人によってはそれで完成、とできるためです。スケールキットによくあるグレーの成型色では塗らなくては完成しません。
そして何より、現実の銃にはプラスチックが多様されています。これは金属加工では出せない人間工学に基づいた自由な曲面の設計を実現するためで今の銃器業界では定番になりつつあります。実銃と同じ素材だからこその仕上がりとして楽しめるのではないでしょうか。
――――ところで、リトルアーモリーが発売される前はプラモデルにおける銃火器は1/35スケールがほとんどだったので、特色を発売するのは使用量を考えると厳しかったんです。それが最近の陸モノスケールキットも非常に精密な仕上がりの完成品を作られる方が多くなっていて、AFVモデラーの方々の中にもリトルアーモリーカラーに興味を示している方が多いんですよ。
最上 それはありがたい!スケールモデラーさんにも楽しんでいただきたいというのは当初からの狙いでした。リトルアーモリーカラーは、リトルアーモリーが提案する「銃はこんな色で塗ってみたら?」というスピンオフ商品的位置づけなんです。キャラクター系、SF系プラモデルの武装に使用してみても、実際にありそうな銃火器の雰囲気が出ます。ぜひ試してみてください。
――――並べるだけで銃っぽくなる4色のチョイスが本当に絶妙です!さて、気になるのは今後の展開ですが、何か構想はございますか?
最上 お客さんの反応次第ですが、迷彩塗装に使えるカラーも面白いですよね。本来、銃は真っ黒だと目立つので緑や茶色で迷彩するんです。そういったカラーを発売してカモフラージュされた仕様にできるものがあるといいですよね。それにリトルアーモリーは銃以外のモチーフにも派生していますので、その他の軍装品にも流用できるのは非常にリトルアーモリー的ですよね。
実は「戦場」と「塗料」は相性がいい存在なので、売上次第で今後のラインナップ派生にも期待できるのではないかと思っております。
ちなみに、Twitterで呟く際には「#リトルアーモリー」のハッシュタグで上げていただけるとスタッフが巡回いたしますよ。ぜひ上げてください!公式アカウント(@LittleArmory)もあるのでフォローしてくださいね(笑)
みんなで情報を共有することもフィギュアらしい楽しみ方ではないかと。各ユーザーさんで使い方が違うと思うのでアピールしちゃってください。SNSだと写真で細かい部分をアップしてアピールすることができるから模型と相性がいいですよね。
月刊アームズマガジンさんでも作例が紹介されていますので、ぜひ参照してください。
お話を伺っていて、「なるほど!」と思うことがしきりにございました。まさにリトルアーモリーカラーは生まれるべくして生まれたコラボアイテムなのだなと改めて実感。
なお、2018年1月現在、ありがたいことに当カラーは好調な売上を保っており、追加の生産も決定いたしました!もしかすると次弾以降の展開も期待できるかもしれませんね。この辺りは皆様の応援次第です。ぜひともリトルアーモリー、そしてリトルアーモリーカラーを引き続きご愛顧くださいませ。
それでは本日はこの辺りで。まだまだ寒さが続きます。風邪など召されませんよう。
宣伝担当モジャでしたー。
Mr.カラー特色 リトルアーモリカラー商品情報
LAC01 アルマイトブラック
http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=2581
LAC02 ウッドストックブラウン
http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=2582
LAC03 パーカーガンメタリック
http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=2583
LAC04 ステンレスシルバー
http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=2584
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